VQSコラボで、映像の品位や音質にこだわる場合、CPUの能力にも注意が必要です。
「会議室設定」で「発言者席情報」に「どの設定を選択するか」、が発言者のみならず、視聴者のCPU能力に依存します。
映像や音声のエンコードにCPU能力が必要なのは直感的にお分かりいただけるとおもいますが、デコードにも当然CPU能力が必要です。
■重要■ -議長席は特別席-
議長席の設定と、それ以外の発言者席の設定を違えることが可能です。
「議長席」だけ「高画質・高音質」にして、それ以外の発言者席は「標準」としても、議長による発言者の入れ替えは可能です。
入れ替えが不可能になるのは、議長席以外の発言者席で設定が異なる場合です。
たとえば、2番~5番が「標準」で、「6番」を「高画質」にすると発言者の入れ替えができなくなります。
■「発言者席情報」はユーザが自分にあった設定を定義できます。
初期値は
設定番号 設定名
21 標準
22 高音質
23 高音質・高画質
の3つですが、それ以外に自分で作成できます。
私は、
○高画質・低コマ・AMモノラル
音質:AM(モノラル1ch)、画像サイズ:320*240、1秒当たり:6コマ
帯域:200Kbps、低能力CPU対応:はい
というのを定義しています。
■CPU負荷が高いのは
(1)解像度が高い場合
画像サイズが「320*240」だとかなり綺麗(洋画の字幕程度も見えるようになる)ですが、かなりCPU能力が必要になります。
議長だけ高解像度にしておく、という方法があります。
(2)音質
FM音質のほうが、AM音質よりCPU能力が必要です。
普通の会話ならAMでも十分ですが、語学教育にはFM音質が必要でしょう。
(3)iLink接続
ビデオ入力に通常はUSB接続を使用しますが、iLinkでDVカメラを接続することができます。
しかし、iLinkからの映像はかなりの高解像度でパソコンが取り込みますのでCPU能力が必要になります。
DVカメラの入力でも、USBビデオエンコーダ(たとえば、V-Streamの「DVD MAKER USB2.0」や、I-Oデータの「USB-CAP2:販売終了」)を利用してUSBから入力するとCPU能力を必要としません。(その代わり解像度も落ちますが、あまり相手にはわからない)