この話がなぜ「システム管理」カテゴリなのかというと、システムを運用するのは「ひと」だからです。
管理職との報告・連絡や、チームワークがまずければ、システム管理は機能しません。
ITマネジメント
利益を生み出す人の心のマネジメント手法と営業心理学
児玉 充晴 氏
第3回:職場のあるべき理想像
2ページ目「
全ての組織は社会の縮図にするとうまくいく」
「組織は社会の縮図にすること」が面白い概念になります。老若男女の人たちを組織化すると、自動的に自分に合うポジションを見つけるもので面白いですね。こうすると、若手の力の上に乗ったダラな管理職がなくなります。
「ダラんねぇけ」というのはウチのいなか(石川県)の方言だとおもってたんですが^_^;
さらに、言われてもほったらかしにしている担当者がいた場合、女性から「早く見積もりを取ってらっしゃい!」としかられて、「ハイ!」となる光景が見られることもあります。家庭の夫婦で見られる光景でもあり、まさに社会の縮図ですね。
一方、若い女性ばかりの事務スタッフではうまく行きません。女の敵は女になりかねないのです。そのため、その統括者を設けて、女性の世界を取り仕切ってもらう必要があります。年輩の面倒見の良い女性が適任です。男にはこの気働きは不可能です。この女性が会社の方針に対して「ウン」と言えば、この組織でその方針は見事に守られることになります。
いわゆる「おばちゃんパワー」ですね。
「おばちゃん」がいないと、世の中回らないということです。
そういえば、どうどうと「わからへん」とか、「なんとかならへんの?」と言えるのはおばちゃんで、メンツとか、建前などへんなことにこだわらないですよね。
前例主義で、なぁなぁの組織を立て直すのもおばちゃんパワーでしょう。
ということは、日本道路公団にはおばちゃんがいなかったということですね。