日経ITPro
記者の眼(日経コンピュータ)
(中井 奨=日経コンピュータ) [2010/12/24]
「動かないコンピュータ」は怖くない
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20101221/355524/
大事なのはシステムトラブルの後にどう動くかだ。万が一「動かないコンピュータ」に遭遇した場合には、それを今後の強化につなげると腹をくくっても良いのではないだろうか。
ということで、3つの共通点があるそうです。
1)トラブルをなくすための抜本的対策を打ち出そうとしているIT部門の組織力強化やシステム成果物の品質改善など、時間がかかり、かつ根気が要る取り組みを進めている
人事という最大のお金のかかることをやろうとするわけですから、本気度が違うことは一目瞭然です。それが座敷牢でなければの話ですけど。
2)過去のトラブルと真正面から向き合おうとする姿勢トラブルが発生した際に在籍していなかった社員にも教訓を引き継ぐ
これは失敗学でも重視されることですね。隠すのが最悪。
3)万が一トラブルが発生した場合に採るべき行動を重視 誤解のないように。当然、「再発防止策に取り組んだうえ」でのはなしである点に注意。
最初からこれができていれば、動かないコンピュータにはならなかった、というわけではなく、きっと被害は最小で済むだろう、ということだと思います。
リスク管理に共通することですね。わかっていてもできないもんなんだ。
「オトナの社会」はややこしい。