筆まめは、しばらくバージョンアップしていなかったので3年ぶりにバージョンアップすることにした。
ライセンス版を購入していて、複数台にインストールするのだけど、どれにもインストールできない。
DVDのautorun.exeを実行しようとすると「ディスクを挿入してください」というダイアログが表示される。
筆まめ本体のインストーラ(msiファイル)を実行させると、「autorun.exeが実行されていません」と拒否される。
メディアがおかしいのかといぶかりつつ、よそのパソコンでautorun.exeを実行してみると起動する。これは、なにかある。
autorun.infを実行させないレジストリ設定の何かが邪魔しているのかもしれないと思いつつ、ググって見たら「いじくるつくーるのダウンロード」にこんなことが書かれていた。
http://www.yoshibaworks.com/ayacy/inasoft/rnsf7.html「Autorunの抑制」に「Autorun.infの実行をすべて禁止する」を追加。主にUSBメモリからのAutorunを停止するための機能です。
この設定を利用すると、Autorun.inf の存在が認識されなくなり、一部ソフトのインストーラの動作に支障が出ることがあるそうですのでご注意下さい。具体的には、Autorun.inf が存在しないとみなされることにより、GetPrivateProfileString等の関数から設定値を読み込めなくなります。そのため、ジャストシステム製等のAutorun.infに設定が記述されているソフトウェアが正しく動作しなくなる場合があるそうです
まさしくこれじゃないか。
というわけで、「いじくるつくーる」をダウンロードして、「Autorunの抑制」で何をしているのかを調べたら、
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\IniFileMapping\Autorun.inf
というreg_szキーを作って、
@SYS:DoesNotExist
を定義してる。
これはやってるぞ。このキーを削除してみるか。あれ、やっぱりエラーになる。念のため再起動してみるか。
というわけで、このキーを削除して再起動したら、めでたく実行できました。
autorun.infのウイルス対策が、こんな副作用をもっているとは露とも思わなかった。