小説では「007」より人気のシリーズだそうですが、アクション映画としては、ほんのちょっと物足りない感じ。
アクションが足りないとか、迫力が足りないとか、ストーリーがいまいちとか、そういうのではないのです。
なんか、ピリッと来なかったんです。
で、家に帰ってから考えたのですが、「WHO」の働きに物足りなさがあったんだと思い至りました。たしかに、ストーリーの発端は「金貨」から「特殊な船」探しに、防疫の話がからんでいるわけですが、本当のWHOの仕事のほうがよほど大変だと思っていたからです。
それというのも、新型肺炎SARSの存在に気がついていなかった時のWHO派遣医師カルロ・ウルバニ氏のドキュメンタリーをNHK特集でみていたからです。
真実は映画よりも重いです。
2004/2/15(日)
SARSと闘った男~医師ウルバニ 27日間の記録~