「元気のでる授業評価調査を -より新しい講義の開発を目指して-」(PDF)を発見。
私は、「常に教育方法を見直していこう」という発想が教育工学であると理解しています。学会初期に書かれた文献に、「教育工学とは、教育者により適切な教育行為が選べるようにする学問である」という意見があります。これは、「より」適切な教育に向けて日々開発していこうというもので、常に最適なものを目指して努力することにほかならない。ですから私は「授業改善」というよりは「授業開発」という考え方で取り組んでいくべきではないかと感じています。
そうですよね。うちのボスは、いまだに自分の授業で実践してます。その努力と工夫には、頭が上りません。
授業をビデオで撮影し、自分の授業を映像で振り返ることは「教師教育」の手段として有効です。他に私自身、他に同じ専門領域の他学の教員と互いの講義を相互に参観するピュア・レビュー)を始めて2年目ですが、授業について教員同士で語り合い情報交換をして外的刺激を受けていること、この二つの視点は本当に欠かすことがで
きないとつくづく感じています。
学生の実習でもお互いに発表を批評するのはかなり有効なようですが、「批評と非難」と混同するのが日本人ですから、そこをうまく指導者がリードしないとややこしいことになりますよね。
わたしは、パソコン通信やら、fjやらでなれてますけど、いまでいう掲示板の「あらし」にあうのと同じで、
批評が「人物の非難」に聞こえてしまうような「相互評価」にならないようにする授業
というのも必要じゃないかと(いわゆるディベート)おもったりするわけです。