ITマネジメント
茂木健一郎氏へのインタビューひじょうに面白いことをおっしゃっています。
最近、ニートが社会問題になっていますが、彼らからよく耳にする「人生の目的や目標がないから何もやる気が起こらない」という主張のどこが間違っているかというと、目的や目標は何でもよい。要するに行動しなければBには出会えないということなのです。
勘違いしないでほしいのは、Aを実現するということも重要だということです。Aを実現しようと思ってAを実現するというのは通常の業務であって、それは全体の9割以上を占めているかもしれません。僕が言いたいことは、科学においても技術においてもビジネスにおいても、新局面をもたらすような画期的な研究や発見は、実現しようとしていたAでなく、偶然出会ったBであるということです。
とか、
まず行動を起こす――これがなぜ大切かというと、経験が絶対に論理を超えているからなんです。論理で予想できるようなことはわざわざ経験する必要がないですから。何の脈絡もなく入ってくるからこそ、経験というものには価値があるわけで、僕はそれを、ITを使ってうまくやるというのが今後のITの重要なテーマだと思っているんです。
うちのボスがいっている、「パラグライダー」モデルもこれですね。
やってみた経験を元に理論武装する。
頭でっかち(理論どおりにならなきゃおかしい)というのは間違い。やってみて、現実にあわせることが大事。
でも研究授業というか、研究指定校になると、理論どおりにやって「成功した」という辻褄あわせの作業をさせられているような印象が強いんですけど、どうなんでしょう?