記念講演
演題「愛があるなら叱りなさい」
~人間の可能性を引き出す~
井村シンクロナイズドスイミングクラブ代表
(前シンクロナイズドスイミング日本代表チームヘッドコーチ)
大阪府教育委員会委員
井村 雅代氏
ほんと、小柄とはきいていましたが、あんなに小柄な方とは知りませんでした。
でも、オーラはでかい!
昨年のアテネオリンピックで、立花・武田ペアの演技が終わったあとは、何位だとかは考えなかったそうです。
それくらい、選手も選手を支えるコーチやご両親などチームの持てる力を出し切ったのだそうです。
衣装である水着もデザインをミリ単位で工夫するとか、見栄えするスパンコールを縫い付けるのはお母さんの手縫いでないとだめで、水着の重さが260gを超えないように(超えると本人にはわかるそうです)スパンコールを削って重さ調整したそうです。
また、スパンコールを縫い付けるナイロン糸の縫い止めが水着の内側に響いて痛くならないように縫い付けるのはお母さんならではの「職人芸」だそうで、「ぜひ、水着の内側を見て欲しい」といっておられましたが、見られる機会はあるのかなぁ。
また、コーチも「今度の演技ではどんな筋肉にしあげたらいいですか」と演技にあわせた筋肉トレーニングするのだそうで、衣装や、音楽などがオートクチュールなのではなく、体そのものもオートクチュールで、チームによる総合芸術だと強調されていました。
あ、選手のほとんどは現役引退して一番うれしいのは、「したいときだけ食事をすればよくなること」というそうです。練習がきついので普通の食事しかしていないと、1日で2キロくらいすぐに減量するそうで、筋肉ではなく脂肪がなくなるため、浮力がおちて、そのため、余計に運動しないと水上に体を現せなくなって、そうすると余計に痩せてしまって…と悪循環になるので食べ続けるそうです。
うちの家族の「0.1tクラブ」に聞かせてやりたい!(^^)!
その後の、「大阪メチャハピー祭」を立ち上げた 欠野アズ紗(かけの あずさ)氏の基調講演もパワーがあって、よい意味での「大阪のおばちゃん(出身は東京だそうですが)」パワーを見せ付けられました。