フォトレポート:ベールを脱いだ「100ドルPC」 Nicholas Negroponte氏が、待望の「100ドルノートPC」について詳細な仕様を明らかにしたそうで、そのモックアップとイラストが5ページに渡って紹介されています。
「発展途上国の学校が、子ども1人につき1台のノートPCを」ということで、新システムの電源は、従来の交流電源やバッテリのほか、ノートPCの横に付いたハンドルからも供給するようになるというユニークさ(というか、本当に発展途上国で使ってもらえることを想定している証拠)。
MITなど、100ドルノートPCの詳細を発表--ゼンマイ駆動も可能によると、
「これまでの反応は素晴らしい。その狙いは単純なものだ。これは教育プロジェクトであり、ノートPC製品の開発プロジェクトではない。小中学校を中心に教育環境を改善できれば世界も良くなる」(Negroponte)
「ソフトウェアは肥大化しすぎ、信頼性が低くなっているため、われわれはLinuxを採用することにした」(Negroponte)
なんの「ソフトウェア」が肥大化しすぎたんでしょうね!(^^)!
Negroponteは、1年以内に用意する最初の500万~1500万台のテスト機の開発に関し、Google、Advanced Micro Devices(AMD)、News Corp、Red Hat、BrightStarの5社がMITに協力していることを明かした。現在の計画では2007年までに1億~1億5000万台を製造することになっていると、同氏は述べた。
すごく野心的。日本でもCEC仕様PCを計画してTRONでプロトタイプを作ったら、米国から301条でプロジェクトがつぶされたのですが、米国内のプロジェクトならどうなるんでしょうね。
■続報
毎日新聞:「
MITメディアラボ:「100ドルノートパソコン」計画の詳細を発表」
MITメディアラボは、11月にチュニジアで開催される世界情報社会サミットで試作機を発表する予定。06年末か07年初めに量産を開始し、当初はブラジル、中国、エジプト、南アフリカ、タイに出荷する計画という。
来月に試作機ですか。見学報告が楽しみ。